グリーフケア普及プロジェクト概要

<医療・保険の世界標準>

WHO(世界保健機関)の定義する緩和ケアは、患者の死後における家族のサポートまで言及している。

WMA(世界医師会)のリスボン宣言(患者の権利)は、宗教者の慰問を受けるか受けないかは患者本人が決めることだとしている。

これらは、チャプレン(病院付牧師)の存在を前提としていると考えられるが、我が国では、キリスト教系の一部を除き、職員としてチャプレンを配置している病院・福祉施設はほとんどないと思われる。

<我が国の医療・福祉事情>

我が国は、超高齢多死社会が年々加速しており、厚労省はその対策として「地域共生型社会の実現」を掲げている。

<グリーフケア普及プロジェクトの戦略>

①大阪市はじめ行政、社共、地域包括などと連携し、グリーフケアを基幹とした地域共生型福祉サービスの「大阪市モデル」を確立する。

②「大阪市モデル」を参考にしたいと希望する他地域の福祉機関へのサポートを強化する。→ セミナーの開催、法人内研修等への講師派遣。

③「大阪市モデル」の担い手の育成を行う(宗教者・非宗教者)
・グリーフケア
・おしゃべり回想法

(文責:三浦紀夫)

 

 

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