本日は熊本のお寺のご住職がご見学に来られました。
雨の中、遠路はるばるご足労くださいましてありがとうございました。
前日入りされたそうなのですが、福岡までの九州新幹線が台風の影響で運転見合わせで大変だったご様子です。
施設もご見学いただき、施設運営についてのご質問も数多くしていただきました。
いろいろとご質問をいただきましたので、ご参考にしていただけるのではないかと存じます。
基礎的なお話もでましたので、私の復習も含めて記しておきたいと思います。
ビハーラという言葉は、緩和ケア、ターミナルケア(終末期ケア)を行うホスピスと同意語のように認識されている方もおられます。
ホスピスがキリスト教が由来で、ビハーラという言葉の語源は仏教が背景にあります。
「ビハーラ」は古代インドのサンスクリット語で僧院、寺院ひいては安住・休養の場所を意味するそうです。
また、現代において「ビハーラ」とは緩和ケア等以外に、広義で「医療及び社会福祉領域での仏教者による活動及びその施設」として定義されているようです。
ビハーラ21では、生老病死について、医療・福祉領域で総合的に仏教者(宗教家)として、ご利用者様、ご家族、職員・スタッフ等とどのように関わるかもテーマとなっています。
生きること、老いること、病気になること、死ぬことというのは、宗教感と密接なものだと改めて感じました。
そこに宗教家や宗教関連団体が医療福祉に関わる大きな意義があるように思います。
三浦も自己の体験から『ビハーラ21をご利用になって、それまでお寺との疎遠になっていた方もお墓参りや仏事に興味を持たれ積極的に関われています』『施設付き僧侶として、普段から施設にお坊さんがいます、というのが重要ですね』と話していました。
ビハーラ21では、全国の宗教家が医療福祉の現場で活躍することを願っています。
ご見学や講演等を随時受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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ビハーラ21 事務局広報担当 羽田