今日、デイサービスの利用者さんで長崎県出身の方がお二人いらっしゃいました。
因みに、デイサービスの管理者は広島県出身で、グループホームの管理者は沖縄県出身です。
高校野球観戦を少し中断して、10時半ごろから「平和祈念式典」の中継を、子供たちと高齢者が一緒に見ました。
11時2分、鐘の音が静かに響く中、黙祷をする皆さんの姿がTVに映し出されました。
特にこちらから促すことはしませんでしたが、小学生の何人かは起立して目を閉じました。
意味はわからなかったと思います。
でも、72年前の8月9日、被爆こそされてませんが長崎県に居たお二人が目の前にいます。
小学生にとっては、「遠い過去」かもしれません。
しかし、可能な限り「リアリティのある話」として伝えていく責任が、大人にはある気がします。
僕たち(50歳代)は、親が直接の戦争記憶をもっている世代です。
8月というのは、大人が子供に「何か」を伝える時間なんだろうと思っています。
【三浦紀夫】